極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
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ドキュメント・ラブロフ外相来校

 11月4日(火)、函館校に設置された「『ロシアの世界』基金 函館ロシアセンター」のオープニング・セレモニー出席のため、ラブロフ・セルゲイ ロシア連邦外務大臣が来校されました。
 モスクワから政府専用機で直接函館空港へ降り立ったのが当日の朝10時。夕方16時10分、函館空港を離れ東京に向かうまでの約6時間という短い函館滞在中、函館校に立ち寄られたのはわずか30分でしたが、それはもう嵐のような一瞬でした。
 その様子を少しだけお伝えしましょう。

函館に初雪が降った寒い朝、まだ静かな八幡坂、とは言えすでに警察官の姿がちらほら…。この日は両脇に歓迎のロシア国旗が掲げられました。
外相一行を玄関前で待ち構える日本の報道陣。このほか在京のロシアマスコミ、政府専用機で同行したモスクワのマスコミと、報道陣の数だけでも相当なもの。注目度の高さが伺えます。
函館校の学生と一緒に、近くの遺愛幼稚園の園児たちが日ロの小旗を振って外相が来るのを待っています。
物々しい警備の中、ついにラブロフ外相が到着、本学クリーロフ学長がお出迎え。右端はベールィ・ミハイル駐日ロシア大使。この後、セレモニーへと移ります。
函館ハリストス正教会 ドミトリーエフ・ニコライ司祭により執り行われた成聖式で用いられたお道具。
手前はラブロフ外相に頂いた絵皿。真ん中にロシア外務省の建物、周りにはクレムリンや聖ワシリー寺院などモスクワの名所が描かれています。奥に見えるのはニコライ神父より寄贈の「三本の手を持つマリア」のイコン。
パトカーに先導され、外相一行は次の目的地へ。滅多にない外国からの賓客来訪とあって、この日一日、上空にはヘリコプターが飛び、函館市内では厳戒な警備が敷かれました。

セレモニーの様子はこちらをご覧ください。