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コンサート“「極東の窓」から”2を開催しました

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 7月10日(金)の夕方、函館校講堂にてピアノ・高実希子さん、ヴァイオリン・田代裕貴さんによるコンサートを開催しました。新型コロナ対策を万全にするため、学生教職員とロシア語市民講座の受講生など関係者のみの案内とし、限定30名で開催しました。

 昨年7月、函館校開校25周年ならびに函館日ロ親善協会設立30周年を記念したコンサート“「極東の窓」から”ではお二人によるオールロシアプログラムのクラシックコンサートを函館市芸術ホールで開催し、約500名のお客様にロシアの音楽の素晴らしさを体感していただくことができました。その際には函館校の合唱サークル「コール八幡坂」も同じ舞台に上がり、とてもよい思い出になりました。
 しかし、新型コロナウイルスの蔓延により、今年4月以降、函館校にも北海道から休業要請があり、学生は自宅で遠隔授業を受けるとともに、コール八幡坂も活動を停止しておりました。
 6月に入り、休業要請も解除となって学生が登校し始めると同時に、コール八幡坂の活動も小規模ながら再開されました。

 ヴァイオリンの田代さんは毎夏、函館を訪れ、函館市在住の高さんと共演されていますが、今年も急遽来函が決まったため、函館校でのコンサートを企画しました。ホームコンサートという形を取り、会場も校内で決して立派ではありませんが、お二人には出演を即決していただきました。コロナで活動を制限された学生を勇気づける意味もありました。

 昨年も演奏したオールロシアプログラムの中からプロコフィエフの組曲「ロメオとジュリエット」、リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」のほか、ロシアの作品にとらわれず、ヴァイオリンの名曲やショパンのピアノソロなどで、圧巻の腕前を披露していただき、アンコール終演後も拍手が鳴りやみませんでした。

 昨年の印象が強く残っている方がほとんどだったため、感動をふたたび味わい、余韻に浸ることができました。
 換気を十分にするため、窓を開け放ち、蝦夷梅雨の合間の天気のいい夕暮れ、函館山の麓で心地よい風に吹かれ、曲に合わせて鳥たちがさえずり、連絡船の霧笛が鳴る中、1時間はあっという間に過ぎました。今後も機会をみて、“「極東の窓」から”シリーズを続けていければ、と考えています。

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