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第19回はこだてロシアまつり“ウラジオストクの冬と春”が終了しました

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 2月11日(土・祝)、“ウラジオストクの冬と春”をテーマに「第19回はこだてロシアまつり」が行われました。
 天候にも恵まれ、約400名ものお客様にご来場いただきました。ご報告とともに、このまつりを様々な形で支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 はじめに、ロシア地域学科4年の吉田実行委員長(自治会会長)が開会宣言をし、その後出迎えの歌を学生3名が歌いました。テンポのいい歌に会場のお客さんも乗ってきたところで、「マースレニッツァ」という、冬を追い出し、春を祝う、ロシア伝統の行事を表した寸劇を学生と教員で披露しました。
 筋書きは、冬の使者である鬼たちが、高さも幅も2メートルほどもある巨大なワラ人形の冬の女神「モレーナ」の周りで「春」を迎え入れまいと抵抗します。鬼たちが「函館の温泉を全て水風呂にする!」等と叫んだところで、太陽と春の神「ヤリロ」が登場。「ヤリロ」は鬼たちを箒で追い出し、本校コーラスグループ「コール八幡坂」とともにマースレニッツァの歌を歌い、鬼たちを退治したと喜びます。最後に残ったモレーナのエプロンの「冬」の文字に糸偏を書き足して、冬が「終」わり、モレーナに火をつけます。火がつくと中に仕掛けた爆竹にもすぐに火が移り、バチバチッと大きな音を立ててより一層燃え上がります。あっという間に燃えつきてしまいましたが、これで「春」の到来です。
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 さて、そのほかの催しはすべて校内で行われました。ちなみに校内は春をイメージした明るい飾り付けを学生たちが考え、装飾しました。
 毎年人気のロシアカフェでは、ロシアのキャベツスープ「シチー」と恒例の「ブリヌイ(ロシア風クレープ)」、「ピロシキ」、ロシア人教員直伝のロシアのミックスジュース「モルス」などを販売しました。丸い形のブリヌイは太陽の象徴で、マースレニッツアには欠かせない料理です。中の具はサーモン&いくらや自家製カッテージチーズのほか、今年はきのことチーズが包まれたものが用意されました。
カフェメニューはどれも好評で今年はお陰様で完売となりました!ありがとうございます!
    
 また、同じく食堂では「コール八幡坂」のステージショーが行われました。満場のお客様からはアンコールも!食事をしながら、ロシアの民謡やロシアンポップスをお楽しみいただけたのではないでしょうか。

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 キオスクコーナーでは、今年もチェブラーシカグッズやマトリョーシカ、ベレスタ(白樺細工)などのロシア民芸品を販売しました。このほかに、今年は自治会公式キャラクター「スーシキン」グッズやカレンダー、ストラップなど極東大オリジナルグッズも目白押しでした。小さなお子様にも手軽に手に取ってもらうことができ、手作りのマトリョーシカストラップは好評でした。

 体験コーナーでは、人気の「民族衣装試着体験」や、「ロシア語で名前を書こう」のほか、学生たちが作成した展示パネルを見て、学びながら解答する「クイズに挑戦!」に多くの方がご参加くださいました。参加者の方には学生お手製の可愛いしおりをプレゼントしました。そのほか、学生発表も行いました。ウラジオストク本学に3カ月留学し、また真冬のユジノサハリンスクを訪問してきた学生と、日本たばこ産業株式会社(JT)からの提供により、夏季休暇短期インターンシップ(サンクトペテルブルク・モスクワ)に参加した3名の学生が、現地での体験や感想を自作の展示パネルと多数の画像をお見せしながら発表しました。
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 昨年に引き続き行った、チェスコーナーは各国のチェスチャンピオンを紹介する展示などをパワーアップしました!遊びに来ていただいた方が退屈しないよう、また初めての方にも楽しんでいただけるようルールボードを改良したりと工夫を凝らした飾り付けを行ったので、結果たくさんの方が教室に来てくださいました。

 毎年、人気の本校イリイン・ロマン先生による「はじめてのロシア語教室」は、今年も30分のクラスを2回行いました。ユーモアたっぷりの楽しい授業に参加された方は満足いただけたことと思います。   

 そして、今年はなんと言っても作家山口ミルコ氏をお招きして講演会を行ったことが大きいと思います。ロシアに馴染の薄い方にも足を運ぶきっかけとなったのではないでしょうか。

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 以上のように、様々なプログラムでロシアをお楽しみいただけるよう、当日は卒業生のサポートも受けながら、学生・教職員一丸となり頑張りました。

 次回もまた、広く市民の皆様がロシアと極東大学に触れ、身近に感じていただける機会となるよう努めたいと思います。ご来場いただいたお客様に感謝申し上げますとともに、お越しいただけなかった皆様には次回のご来場を心よりお待ちしております。