＜１０月＞　ニコライ２世凱旋門（ウラジオストク）

このカラフルな建造物は「ニコライ凱旋門」。

最後の皇帝ニコライ２世がまだ皇太子の頃、世界一周旅行の一環でウラジオストクを訪れることになった。皇太子を迎えることになったウラジオストクでは彼を迎えるために凱旋門を作ることが計画され、1891年、皇太子が日本で「大津事件」により負傷するというアクシデントがあったものの、無事完成したこの門の下でニコライの歓迎が行われた。

ソビエト時代には帝政時代を象徴する建築物とされていたために爆破されたが、2003年に再建され、ウラジオストクの美しい街並みとともにロシアの歴史を見守っている。