極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
函館から、ウラジオストクから、様々な書き手がお届けします。

2018はこだて国際民俗芸術祭

函館校

“元町公園で「世界」に出会う”を合言葉に、2018はこだて国際民俗芸術祭が開催中です。 今年で11回目を迎え、真夏の函館を盛り上げるイベントとしてすっかり定着しています。
会場の元町公園は函館校から徒歩3分、仕事終わりにみんなで出かけました。平日は1,000円のパスで入場することができ、ステージでの音楽やダンスを楽しめるほか、世界の料理や雑貨を販売するテントもたくさん出店します。普段は静かな元町公園が別世界となります。

この日のメインステージでは、ジンバブエのムビラという楽器や、シンガポールのバンド演奏で会場はヒートアップ!夕暮れて、ここちよい風が吹いてきます。
毎年ロシアからも参加があります。民族アンサンブル「キタリク」は、サハ共和国(ヤクート人)のメギノ=カンガラッスキー・ウルスにあるマヤ村から生まれた、数々の賞を受賞しているグループです。「キタリク」とはソデグロヅル(白い鶴)を意味するそうで、サハ地方では、ソデグロヅルの踊りを見た者は地球で最も幸せになると言い伝えられています。

函館市重要文化財・旧函館区公会堂の前庭で、男女のリズミカルな踊りを披露したり、女性だけで、グループ名となっている鶴の優雅な動きを表現していました。

この踊りを見たので、みなさんも地球で最も幸せになれますよ。
音楽も生演奏で、角の取れたバラライカというか、マンドリンとの中間というか、見たことのない弦楽器を奏でていました。
一人の女性による口琴演奏も素晴らしく、口琴を響かせながら動物の鳴きまねをしたり、馬が疾走する様子を表現したりとユニークです。

このイベントは11(土)まで開催中です。