ロシア民間航空機の製造の現状
2025年度の一般向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」が5月19日(月)にスタートしました。12月15日(月)まで計6回開講予定です。今年度は受講生が大幅に増えました。以下、第1回目の講話内容です。
テーマ:ロシア民間航空機の製造の現状
講 師:デルカーチ・フョードル(校長)
“民間”とはロシアでは“民”のもの、つまり国が作る飛行機でも、軍用でないものはすべて民間航空機です。ロシアの国土は広大です。距離を時間で測れるところは遠くない。日にちで数えるところが遠い。例えばウラジオストクからモスクワやサンクトペテルブルクまでは列車で1週間かかります。その広大な国土を移動するには飛行機が必要です。
実は旅客機を作る国は少ない。ほとんどが国際連携です。ロシアでは、ソ連時代を含めて、100%国産の飛行機を作ろうとしてきましたが、それには希望もあればガッカリもある。具体的な飛行機について紹介しましょう。
(スホイスーパージェット100、MS21、イリューシン96など、実際の飛行機を例に挙げて利点や問題点について紹介しました)

