極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
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卒業証書授与式を行いました

函館校

3月16日(土)、令和5年度卒業証書授与式が挙行されました。ロシア地域学科3名、ロシア語科4名の学生が、ご家族や在校生、教職員が見守る中、慣れ親しんだ学び舎からそれぞれの道へと歩み出しましました。参列できないご家族のために、式の様子を感じていただけるよう、オンライン配信も行いました。

はじめに、イリイン・セルゲイ校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡し、固い握手を交わしました。
続いて成績優秀者に特別賞が授与されました。今年度の特別賞受賞者は、以下のとおりです。

  校 長 賞  ロシア地域学科  上野真由
  函館市長賞  ロシア地域学科  弓田眞悟
  北海道専修学校各種学校連合会理事長賞  ロシア語科 福留聖司
  学生活動賞  ロシア語科    リンダマン美亜
 

イリイン校長の式辞に続き、渡辺善行理事長が「卒業おめでとう。今後とも広く心を開いて自分の壁を打ち破って行ってください」との祝辞を述べました。続いて函館市長 大泉潤様からの祝辞を函館市企画部次長 山口綾様が代読されました。また、小柏哲史同窓会長からも、先輩としての祝辞が述べられました。

在校生送辞では、ロシア地域学科3年 西田崇人さんがロシア語で、ロシア地域学科1年 早川穂乃花さんが日本語で、今年度は4年ぶりの本格的なロシアまつり開催など、いろいろなことがコロナ禍以前に戻った年だったが、学校行事や体育の授業、放課後のロシアセンターでの学年の壁を超えた交流が自分たちの成長につながり、大変刺激となった、と述べました。

卒業生答辞では、ロシア地域学科 鈴木貴大さんがロシア語で、ロシア語科 金城柊人さんが日本語で、学校生活での一番の思い出は留学実習。ロシアへ行くことは叶わなかったが、キルギスでの留学は貴重なものであった。今思えば、学校で一緒に勉学に励む仲間たちと過ごした時間は長かったようで短く感じ、非常に名残惜しいもの、と学生生活に対する謝意を述べ、式を締めくくりました。
最後に会場から盛大な拍手に送られて、新たな道へと踏み出して行きました。

卒業式の後には恒例の学生自治会主催パーティーが講堂で開催されました。卒業生の保護者も参加し、和やかな雰囲気の中、学生生活を振り返るスライドショーや教授陣による恒例「新社会人イニシエーション」で盛り上がりました。
これは、ワサビ入りのおにぎり(社会人生活の厳しさの象徴)を食べ、手渡された救いの水を飲み、新社会人のメダルを首に掛けられ、最後に分厚い本でお尻を叩かれ学校を追い出される、という行事です。これから困難な状況があったとしても、それを救ってくれるのはいつも知性である、まだまだ勉強を続けなさい、という意味が込められています。

今回のパーティーでは、ロシアでお祝いの時にテーブルに上がる「ピローク」というパイ(中身は各々鮭とリンゴ)が出され、歓談しながらみんなでいただきました。
教職員一人ひとりの思いのこもったスピーチと合唱サークル「コール八幡坂」による歌の披露を行った後、卒業生に、在校生と教職員が寄せ書きした卒業アルバムと花束が後輩から手渡されました。

在学中はコロナ禍や世界情勢の暗雲により、思い描いた学生生活が送れず悔しい思いをしたかもしれませんが、ロシア語という難しい学問に対峙し、習得した経験は必ずみなさんの糧になっていることと思います。これからの皆さんのご活躍を心よりお祈りしています。

(卒業生による投稿「学校生活の思い出」は、学報4月号に掲載します)。