学報 "МИЛЛИОН ЗВЕЗД"

学報"МИЛЛИОН ЗВЕЗД"

"Миллион звезд" ミリオン・ズビョースト/百万の星

学生からの寄稿

JT海外インターンシップに参加して ロシア地域学科 2年 竹内 のぞみ

 昨年12月8日から18日にかけてJT海外インターンシップに参加し、ペテルブルク・モスクワで5つの企業・団体を訪問しました。訪問前には特別講義を受け、自分でも企業研究をして臨み、さらには東京本社でレクチャーを受けました。訪問先はどれも大企業であったため、不安も感じていましたが、東京やロシアのオフィスを見学できることやお話が伺えることを楽しみに思っていました。ペテルブルクの学生との交流では、7月に日露青年交流事業「エカテリンブルグ国際青年キャンプ」で交流した学生たちとどのような違いがあるのかにも興味がありました。
 今回の訪問を振り返ってみると、ロシアに進出している日本企業を見学したことで、ロシアで働くということについて具体的に考えられるようになりました。お話を聞いているとどの方も知識・話題が豊富で、そのような能力を自分も身につけたいと思い、またロシア人スタッフに指示を与えている先輩の姿を見て、自分もそうなりたいと感じました。先輩から大学での勉強に加えて自分の興味や就きたい職業を明確にし、何が必要とされるのか客観的に見ることの大切さを教えてもらいました。また仕事の場ではロシア語以外にも自分の意見を表現する力やコミュニケーション能力が必要であることがわかりました。

「サンクト・ペテルブルク日本センター」を訪問
▲「サンクト・ペテルブルク日本センター」を訪問

 学生交流では、ロシア人学生の学習に対する貪欲な姿勢を目にし、自分のロシア語の語彙の少なさや日本に関する知識の乏しさを実感し、現在の生活や勉強の取り組み方を見直すきっかけとなりました。
 企業訪問以外の時間には町を散策しました。同行していただいたロマン先生には、国立歴史博物館での解説や、ロシアの迷信なども教えていただきとても興味深かったです。また以前モスクワに留学していた時にロシア語を教えていただいていた先生とトレチャコフ美術館でお会いし、絵の解説をしていただきました。当時に比べて落ち着いてロシア語で受け答えができるようになっていたことから、大学の授業でリスニング力などが鍛えられていることを実感しました。
 日露政府間で交された8項目の協力プランなどにより、日本とロシアの交流は増えつつあり、私たちのようなロシア語を学んでいる学生が今後は日露間で働ける場所も増えるのではないかと予想されます。今回のインターンシップでの経験を踏まえ、ロシア語だけでなく日本の歴史・政治に関する知識や教養、話す力を身につけることにも重点を置きながら勉強に励み、卒業後はロシアで働くことができるよう頑張りたいと思います。
 最後に、このような機会を与えてくださったJTを始めとする訪問先の方々、そして学校の先生方、本当にありがとうございました。

サンクトペテルブルク大学の学生との交流
▲サンクトペテルブルク大学の学生との交流

JT海外インターンシップに参加して ロシア地域学科 3年 佐藤 和樹

 今回、JT海外インターンシップに参加し、有益な体験をしました。私は2年間ロシア語を勉強していますが、現地でうまくロシア語を活用することができませんでした。ロシアで活躍されている日本の企業の方々からは、言語学を学ぶことにおいてはたくさんの本を読み、自国の言語をよく理解し、たくさんの人とコミュニケーションをとることが必要であると助言いただきました。また、どのようにして会社へ入り努力したかを教えていただきました。
 それ以外にも、ペテルブルクやモスクワで働く方々からロシア人の優しさ、顔やジェスチャーの表現が意味するところ、あるいは文化や習慣の違いを教えていただいた後、自由時間を利用して観光に出かけてみると、自分が最初に抱いていたロシア人やロシアの印象とは異なり、今まで以上にロシアへの興味が掻き立てられました。
 私は正教徒で、これまで道内と東京の正教会の聖体礼儀に参列したことはありますが、ロシアの大聖堂がほとんど観光用に使われており、博物館のように入場券を販売していることにとても驚きました。
 今回のインターンシップで得た貴重な体験や経験を活かし、さらに勉強に励み、卒業後の進路を考える上での参考にしたいと思います。
 インターンシップに関わってくださった方々に感謝申し上げます。

冬宮(サンクトペテルブルク)の前で
▲冬宮(サンクトペテルブルク)の前で

石館とみ奨学生に選ばれて ロシア地域学科 2年 相川 将太

 石館とみ奨学金は、日ロ交流を担う優秀なる人材の育成と教育成果の向上を図るためのものです。私は入学以前にこの奨学金の存在を知りました。この奨学金は成績優秀者に与えられるということだったので、授業には必ず出席する、課題は必ず行う、予習や復習を毎日行うことなどを入学当初から心がけました。
 また、何事にも挑戦する気持ちで、函館市インターンシップに参加し、北方四島交流(ビザなし交流)に応募しました。色丹島には「ロシア語でコミュニケーションを取れる学生」として派遣されため、住民の方々と積極的にロシア語を使って交流し、もっとロシア語を学びたいという気持ちになりました。
 3月になり、掲示板に石館奨学金の自己推薦募集が張り出されました。奨学生になれば、優秀な学生であることの証明になると同時に、生活費を気にせず学習に集中できると思い応募しました。というのも、この奨学金は給付型で、返還型の奨学金制度とは違い、卒業時に返還する必要がないからです。
 無事奨学生に選ばれたことで自分に自信がつき、学習に対して更なる意欲が増しました。二年生に進級し、ロシア語の勉強が格段に難しくなっていくと思いますが、日々ロシア語学習に集中できることに感謝し、少しでも目標に近づけるよう、臆することなく邁進していきたいと思っています。

石館奨学金授与式
▲石館奨学金授与式

学生からの寄稿

卒業するにあたって ロシア語科  松井 真音

 入学式の「パンと塩」で来客を迎える儀式や「マースレニッツァ」という冬を追い出し春を祝う日本ではなじみのない不思議なお祭り、そして卒業式のガウデアムス(国際学生歌)の合唱など、入学したての頃から「独特な学校だな」とは感じていました。ロシア語はおろかキリル文字の読み方すら知らない私にとって、最初は戸惑うことが多かった気がします。
 ですが、ロシア語を教えている先生方はもちろん在学している先輩方や同級生、後輩にも個性的で面白い人ばかりで、時には辛いことがありましたがその人達のおかげでとても楽しく充実した毎日を過ごすことができました。
 北方四島交流(ビザなし交流)もウラジオストク本学への留学も、この学校に入学していなければ経験できなかったものだと思います。現地では日本やロシア、韓国といった様々な国や民族の方々と交流することができました。その人たちとは今もインターネットを通じて交流が続いています。
 在学中はご迷惑も多々お掛けしましたが、先生方や事務の方々からはロシア語を始め、社会に出ていくために必要な様々なことも学ばせていただきました。
 最後になりましたが、2年間という長いようで短い時期の間、多くの苦楽を共にした友人や先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

ロシアまつりで「キオスク班」を担当
▲ロシアまつりで「キオスク班」を担当

2年間のロシア語学習を終えて ロシア語科  谷村 康夫

 2年前の4月初め、教室の窓から遠くの駒ケ岳の峰を眺め、ロシア語を本当に習得できるのだろうかとの疑念が湧いてきていた。中旬に実施された新入生歓迎会でのスピーチが今でも頭に浮かぶ。「ロシア単語がまったく覚えれないですが、これからも頑張りたいと思います。」この「ロシア単語が覚えられない」には、この二年間ずっと悩まされた。単語テストで、日本語訳は、2、3回勉強すると大体覚えられた。がロシア単語は3度、4度勉強しても、少し時間が経つと単語をまったく覚えていない。同じ単語を間違える。最初より2年後の今は覚えられる割合が増えたが、それでも何時間も単語を勉強して、1年目は歩留まり一割が、今は二割だ。語学学習において単語が覚えられないのは致命的な欠陥であった。「千里の道も一歩から」と最初は、英語、ドイツ語、フランス語を学生時代に勉強したし、ハングルだって片手間に勉強して、10年間かかったが一般会話には困らない程度になった。2年間ロシア語ばかり勉強すれば、終わる頃には千里の内二百里位はたどり着ける。そう思っていた。しかし、それはまったくの幻想であった。2年間一生懸命勉強しても、ほとんどロシア語を習得できなかった。
 冠詞がない言語で各品詞の語尾が大きく変化する「屈折語」を65才から初歩の初歩から勉強するのは無理であった。英語やドイツ語のように、have・haven動詞を活用せず、時制を完了・不完了動詞で表現する言語を硬くなった頭で勉強するのは無謀であった。動詞を覚えてもどちらが完了か、不完了かすぐ忘れる。この二年間の語学勉強はまったく徒労に終わった。が、キリル文字だけは覚えることができた。(それすら時々忘れるが)卒業後もNHKラジオ講座ロシア語初級を聞く楽しみができたことだけでも意味のあった2年間だったと自分を納得させている。

АБВГ-Dayで「湿気、または私を15年間悩ませた物」についてロシア語で発表
▲АБВГ-Dayで「湿気、または私を15年間悩ませた物」についてロシア語で発表

学生生活を振り返って ロシア地域学科  金子 智昭

 私は、この4年間を振り返ると自分が如何に多くのチャンスに恵まれて来たかが良く分かります。1年生の夏には早くもJT奨学金でモスクワ、ペテルブルクでのインターンシップに参加させていただき、3年次にはウラジオ留学、昨夏にはエカテリンブルグでの青年交流キャンプにも行かせていただきました。これら以外にも在学中2度も出場させていただいた全道ロシア語弁論大会やその褒賞のユジノサハリンスク訪問、更に個人的には苦い思い出ともなった2年生での初通訳業務なども矢張りこの学校を通じて得たチャンスでした。入学前にはアルファベット程度の知識しかなかった自分が4年の間にこれだけの経験を積めるとは想像もしていませんでした。これだけの多くのチャンスを与えて下さった事に感謝しています。またこれも全て先生方や多くの関係者の方々のサポートがあっての事でした。心からの感謝を表したいと思います。
 この4年間は学業以外の部分でも密度の濃い4年間でした。少人数の上に個性的な人が多く集まるこの学校では時に様々な珍事に見舞われる事もありましたが、最終的には適度に力を抜き、落ち着いた日々を過ごす事ができました。同級生とよく集まって鍋やたこ焼き、トランプなどして遊んだことが思い出されます。何かと人数が減りがちな4年制においてこうして最後まで自分と一緒に残ってくれた学友達にも感謝です。今後はここで得た体験をどのように生かしていくかという課題が残っていますが、今までに培った知識や感覚を忘れる事無く、何かに熱中して取り組めたらと思っています。

赤い卒業証書(※)をイリイン校長から授与
▲赤い卒業証書(※)をイリイン校長から授与
(※)赤い卒業証書はロシアの大学で特に成績優秀な者に贈られる特別の卒業証書のことで、今年授与された金子智昭さんは、1994年に函館校が開校して以来4人目の授与者となりました。

学生生活を振り返って ロシア地域学科  奥山 茜

 4年間の学生生活は一見長いように感じられますが、振り返ってみるとあっという間でした。本学への留学以外にも、ベラルーシから来日した日本語専攻の大学生との交流やユジノサハリンスクからの舞踊団のためのアテンド通訳、日露青年交流事業によるエカテリンブルグでの学生交流キャンプなど、語学力を生かす機会に恵まれました。
 北海道大学やその他道外教育機関でもロシア語の多彩なカリキュラムはありますが、函館校の最大の魅力は教授の存在が身近に感じられ、どんな些細な質問でも豊富な知識量で回答してくれるところです。函館校では自身の能力を発揮できる場が数多くあり、結果に一喜一憂することもありましたが、毎回努力と忍耐を求められるのが語学学習であり、すべては自分次第ということを改めて感じました。
 勉学以外にも、自治会の運営や企画を経験したことが今後仕事をしていく上で大きな糧になると感じます。多くの経験を得られたこと、学生生活を支えて下さったすべての関係者の方に感謝致します。

ロシア語で答辞
▲ロシア語で答辞

学生生活を振り返って ロシア地域学科  高橋 由

 4年前、不安や希望とともにロシア極東大学函館校に入学しました。当時まで関わることが皆無であったロシアの方々が教師として勤務されていて、接し方について迷いがありました。ロシア語学習に関しても、右も左も分かりませんでした。そんな中でも教師陣や周りの方々の支えもあり、無事卒業に至り胸をなで下ろしています。しかし、まだ卒業したという実感はさほどわいていません。新学期を再び迎え、いつものように皆さんと顔を合わせるのではないかと。
 在学中、ロシアを2度訪れる機会がありましたが、ロシアをじっくりと味わうことのできた意義深い体験となりました。日本とは生活が大きく異なり、話題も毎日尽きませんでした。自分のつたないロシア語を駆使しながらも、現地のロシア人とコミュニケーションを取る機会も数多くあり、満足しています。私にとって大切な宝物です。
 入学時よりロシアがさらに好きになりました。日本国内でもロシアに親しみを持つ人がもっと増えれば、と思います。
 この学校生活では、ロシア語を通じて視野が広がり、まだまだ未熟なものの大きく成長させていただきました。自分の人生に多大な影響を与えたと思います。お世話になった皆さんに感謝申し上げます。

ウラジオストク本学への留学
▲ウラジオストク本学への留学

函館日ロ親善協会からのおしらせ
1~3月の主な活動実績

○ 1月25日(木) ロシア連邦院議員団歓迎昼食会

 ロシア連邦院のコサチョフ国際問題委員長をはじめとする議員訪問団が北海道知事の招へいにより来道し、函館でも北海道大学水産学部や水産加工場を視察しました。在札幌ロシア連邦総領事館主催による歓迎昼食会が市内ホテルで行われ、小柏会長ほか1名が出席しました。

○ 2月10日(土) 第20回はこだてロシアまつり

今年も当協会が後援する極東大学函館校のロシアまつりが開催され、若手会員有志が学生とともに当日のまつり運営をお手伝いしました。めでたく開催20回目を迎えた今回は、オリジナル記念スイーツが先着100名に配られ、会員の来場も見受けられました。


▲20周年を記念し、函館校で特別注文したラスク(сухарики=スハーリキ)。赤はボルシチに使われるビーツで色づけ、白はロシア沿海地方産 菩提樹のハチミツを使用。紅白のラスクが一つの袋に入っていました。

2018年は政府の定める「ロシアにおける日本年」および「日本におけるロシア年」であり、さらなる日ロ交流の活発化が期待されます。会員のみなさまには5月開催予定の総会において、来年度の事業計画をお示ししたいと思います。引き続き皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

係より

 3月には11名の学生が卒業し、4月からは年齢や経歴も様々な約20名の新入生が加わります。日ロ交流の機会が増えている昨今。学校での毎日の勉強に励み、ロシア語力をつけていくのはもちろんのこと、学内外での様々な行事や交流事業に意欲的に参加し、見識を広め、真の意味でのロシアのスペシャリストを目指しましょう。

(倉田)


КАЛEНДАРЬ  行事予定表
Апрель 4月   Май 5月   Июнь 6月
1 1 1
2   2 2
3   3 憲法記念日 3  
4   4 みどりの日 4  
5 5 こどもの日 5
6   6   6
7   7   7
8 8   8 貿易実務①
9 入学式 9   9
10 オリエンテーション
教科書販売
10 法学入門② 10  
11 開校記念日(休校) 11 11  
12 前期授業開始・食堂営業開始
法学入門①
12 12
13 自治会新入生歓迎会 13   13  
14   14 14 法学入門④
15 15   15 貿易実務②
16 16 16 第1回オープンキャンパス
17 JASSO在学採用説明会 17   17
18   18   18
19 19 19
20   20 20  
21   21 留学実習説明会② 21  
22   22 22 貿易実務③
23 留学実習説明会① 23 23
24   24 法学入門③ 24  
25 25 25  
26   26 26  
27 27 27  
28   28 28 法学入門⑤
29 昭和の日 29 29 貿易実務④
30 振替休日 30 30
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