学報 "МИЛЛИОН ЗВЕЗД"

学報"МИЛЛИОН ЗВЕЗД"

No.74 2013.1 "Миллион звезд" ミリオン・ズビョースト/百万の星

大学生への褒め言葉/ロシア極東連邦総合大学函館校講師イリイン・ロマン

函館に来て、ロシア語の教師として働き始めてから、もう12年近い。ウラジオストクの大学で学んでいた時、語学に携わる仕事に就きたいと思っていたけれど、正直言って、ロシア語の教師になるとは予想していなかった。でも、今の仕事を一度も後悔したことはなく、充実感を感じている。それは函館校でロシア語を学んでいる学生のおかげだと思う。
 ちょっと振り返ってみると、勉強ができない学生がとても少なく、むしろ優れた学生が多かった。今の在校生を褒めすぎるつもりはないが、やる気をもつ学生が多く、授業態度もだいたい良い。そして、ロシア語で積極的に話そうとしている。外国語を学んでいるたいていの学生にとって、日常生活で外国語に触れるチャンスは少ないが、函館校の学生は授業でも放課後でも、日常的にロシア語で話す機会が多い。
 私にとってロシア語は母国語だが、とっても難解な言葉であることはよく分かっている。もし、自分自身がロシア人ではなく、ロシア語を学ぼうと思って、動詞の人称変化、名詞と形容詞の語尾変化などのややこしい文法を目にしたとしたら、ロシア語を学習しようという意欲を失ってしまっただろう。また、ロシア語と日本語は距離が遠い。文法も、語彙も言語的な共通点が少ない。
 このようにロシア語と日本語がまったく別系統の言葉であることを考えてみれば、函館校の学生はロシア語の文法や発音に慣れるのが比較的早い。例えば、日本人はЛとР(LとR)という音が聞き取れない、また、正しく発音できないという話は有名だが、実際のところ、大半の函館校の学生は、練習後、この文字の区別と発音に驚くほど成功している。
 この12年ほどの間の学生の中で特に思い出されるのは、年配の学生たちだ。外国語の習得には年齢的な限界があり、また、年をとった人が外国語を覚えるには若者の何倍もの努力が必要だと言われているが、年配の学生の成績を思い出すと尊敬のこもった気持ちになる。豊富な人生経験と勤勉さを生かして、若者に負けないぐらいよく勉強していた方々だった。若い学生にとってはロシア語の学習は将来の仕事につながるが、高齢の方はロシア語を趣味として4年間学んでいたということを考慮に入れれば、さらに驚かされる。
  目新しい話ではないが、学ぶ意欲がないと外国語は習得できない。学生たちがよく勉強できている最大の理由は、学ぶ動機があるからだ。(私の場合は、高校で英語とその他の文系科目に興味をもってよく勉強していたが、数学と幾何学はないがしろにしていた)。だから、誰かが授業で苦労していたとしても、能力がないとか、不真面目さのせいではない。その原因は、関心がない、やる気がない、そして学ぶ動機がないからだ。その良い解決法として考えられるのは、自分で学ぶ動機をつくり出せば、やる気も出るかもしれないということだ。
 しかし、極東大函館校の学生は、そうする必要はない。なぜならもともと良い学生だから!

ロシア料理レシピ

4回目にご紹介するロシア料理は、簡単に作れるキャベツのサラダです。今回もアニケーエフ先生のお宅のレシピです。
キャベツを細かく千切りにして、具を甘酢ドレッシングで和えてしんなりとさせ、味をなじませる、この他には特に決まりはありません。材料も、人参と玉ねぎが揃っていなくてもOK。酢をレモン汁にかえたり、レーズンを加えてみたり…。ご家庭でお好みの味にアレンジして、作ってみてください!

「千切りキャベツのサラダ」

◇材料(4〜5人分)
キャベツ・・・・・・・・・・・500g
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・中1個
人参・・・・・・・・・・・・・・中1本
酢・・・・・・・・・・・・1/4カップ
砂糖・・・・・・・・・・・大さじ1/2
植物油またはオリーブオイル・・大さじ1
塩、コショウ・・・・・・・・・・・少々

◇作り方
1.キャベツは芯をとり、冷水にさらす。パリッとしたら水気を切り、細かく千切りにする。
2.人参は洗って皮をむき、ごく細かい千切りにする。
3.玉ねぎは皮をむき、細かく千切りにする。
4.ボウルに1.〜3.を入れ、塩を振ってよくもみ込みんで、軽く絞っておく。
5.砂糖、塩、酢、こしょうを入れて混ぜ、4.にかける。さらに油を加えて全部混ぜ合わせた後、約30〜40分間おく。
6.器に盛って、いただきます。