学報 "МИЛЛИОН ЗВЕЗД"

学報"МИЛЛИОН ЗВЕЗД"

No.41 2004.10 "Миллион звезд" ミリオン・ズビョースト/百万の星

人間関係のつくり方/ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局次長小笠原 聡

私が人と出会って楽しいと感じるときは、この人とまさかこんな話が出来るとは・・・・という驚きが得られたときである。良い仕事の話は、そのまま「人間の話」となる。
 これは、相手の肩書きや社会的地位・知名度はあまり関係ない。逆に、そういう人の紋切り型の対応には失望することも多い。学んだことは語っても、自分を語ろうとしないからである。そういう人は、いつ知れずおごり、会いに来る人を失望させるようになったのではないか。

 芸術やら文化やら、他人が聞いたら高尚そうな話も、お天気の話のレベルで話す。知識のひけらかししかできないのとは違う。料理の話でも、スポーツの話でもそれは何でもよい。
 こういう人と会えるのが仕事の楽しみなのに、多くのビジネスマンは、仕事の話だけをしている。日頃、そのことしか頭に入れてないのか、面白い話をしてもそういう場では語る術を知らないのか、もったいないはなしである。
 どちらにせよ仕事とはいえ、その日、一日を楽しみたいものである。そうでなければ、人間関係も仕事の切れ目が縁の切れ目となってしまう。
 仕事をつなげているのではなく、仕事でつながっている意識を持つことが大事なことだと私は思う。  同じ時代に、同じ空間でともにお茶することができることを素直に喜ぶべきではなかろうか。そうすることによって、自ずと仕事以上の深い付き合いができるようになっていく。
 その人と関わり、信頼においてよい仕事をやれるようになる。すると、不思議なことに力が湧き出るものである。
自分の我欲で出す力には限りがあるが人に求められて出る力は、無限に感じるものである。(人が引き出してくれる)
 そうして、人に感謝されながら自分にも力がつく。こう考えると仕事もありがたいものである。

 芸術や文化は、話を聞いただけでも元気が出るようなものとして我々に働きかける。そういうものを作った人の仕事を見習いたい。そして、生涯通して学んだ人、それを仕事や作品で実践してきた人に素直に頭を下げたい。
 教養とは知識ではない。現代を生きる知恵を出すための温床である。だから私は現実に対応する能力のある人を評価する、仕事の出来る人を評価する。
 それも、すでに評価されたもの、過去や流行にうつつを抜かし、無思慮に評価し、その知識を受け売りするみすぼらしい心の持ち主より、自分自身の創意工夫で結果を出す人を評価したい。「芸術、文化も仕事と呼ぶ」自分もそうありたいと思う。

お知らせ

留学生がやって来ます

今年も本学より5名の留学生が本校にやって来ます。10月25日(月)に来函し、11月20日(土)に函館を離れます。この間、前半の7日間をホームステイし(10月25日から10月31日迄)、残りの期間をホテルに滞在します。
 5名の留学生は、日本語の学習のために来校するわけですが、ロシアまつりに参加するなど、皆さんと同じ屋根の下で生活しますので、交流を深めて欲しいと思います。

−留学生のお名前−
 スワシェンコ・ロマン(男)
 ブリノフ・デニス(男)
 グリブ・ディーナ(女)
 ルキナ・エフゲニヤ(女)
 アルヒパワ・アナスタシア(女)

「函館アカデミックフォーラム」

毎年、函館市はじめ函館商工会議所、産学連携「クリエイティブネットワーク」、各大学等の主催で実施されている「函館アカデミックフォーラム」に、今年も本校が参加することになりました。
 このフォーラムは、今年で2回目となり、各大学等の日頃の研究成果や学内活動等を展示するとともに発表形式による学校紹介等を通して大学等と市民との交流、更には大学等と企業人との一層の連携を促進することを目的に始められました。
 本校からは、グラチェンコフ先生が「現代ロシアの人口移動と極東地域の未来」と題して講演を行うほか、本校2年生の、三方大輔、久田賢明、下山育子、山田信子のグループによる企業紹介、展示内容としては、「写真でたどる函館校10年の歴史展」、「ロシアの民族衣装・民芸品の展示」等を予定しております。
発表内容としては、「ロシア極東連邦総合大学函館校開校10周年記念ビデオ」を放映するほか、「アニメーションブース」を設置し、ロシア・アニメーションの数々を紹介します。
また、本校のコーラスグループ「コール八幡坂」が、日本では知られていないロシアポップスをステージ上で紹介します。
 ○開催日時:
   平成16年11月12日(金)
      午後1時から午後7時まで
   平成16年11月13日(土)
      午前10時から午後5時まで
 ○開催場所:函館市民会館
    展示室、大会議室 小会議室

 なお、「コール八幡坂」のステージ発表時間は、11月13日(土)13:15〜13:30、グラチェンコフ先生の講演時間は、
11月13日(土)13:30〜14:15、学生による企業紹介発表は11月12日(金)16:30〜17:30となっております。

10周年記念式典・公演終了

本年4月に開校10周年を迎えた本校では、それを記念し9月2日(木)、函館国際ホテルにて開校記念式典を開催、180名を超える方々にご出席いただきました。
 はじめに本学クリーロフ・ウラジミル学長が「函館校は日本でもロシアでも前例のないもの。私たちの取り組みは日ロ両国のために大きく役立つはず」と挨拶、ここで函館市と函館日ロ親善協会に対し、感謝状と記念の絵画などが贈呈されました。続いてイリイン校長が「この10年の経験は大変貴重なもの。市民の間にロシアに対する理解が広がり、日ロ両国の親近感が強まった。10年間協力してくださったすべての方々に感謝したい」と式辞を述べました。
 来賓としてロシア連邦国家議会のガリャーチェワ・スヴェトラーナ氏がモスクワより来日、祝辞を述べ、函館校に対し記念のメダルが贈られました。
 引き続き、この日のためにウラジオストクより来日した極東大学附属芸術団による記念公演を開催。この日出演したのは、下は極東大学附属学校に所属する12歳から上は学部生までの総勢30名。バレエ団が優雅な舞を披露したほか、民謡アンサンブル、ボーカルグループなどが華やかな踊りや日本でもおなじみの歌などで観客を盛り上げ、学生でありながらプロ並みの実力に、ロシア芸術の層の厚さを感じさせられました。
 その後、関係者で祝賀会が行われ、心のこもった祝辞や函館校に対する熱いメッセージを数多く頂戴しました。
 この10年間本校を支えてくださった皆様のご支援のおかげと教職員一同、あらためて深く感謝申し上げるとともに、今後とも一層のご協力をお願い申し上げます。

第7回はこだてロシアまつり

ロシアってどんな国?等々、皆様の問いかけに全てお答えすることはできませんが、私たちが手がけるこのまつりにお出でいただければ、ロシアを身近に感じていただけると思います 。
 今年も、ロシア料理レストランやステージ発表等々、盛り沢山の催しを準備しております。
 皆様のご来場をお待ちいたします。

○ 日 時:平成16年11月6日(土)
   10:00〜15:00
○ 予定されている催し物:
   ・ロシア料理レストラン
   ・喫茶店  ・パネル展
   ・キオスク ・ステージ発表